狂った果実

眠れぬ夜は、熱い魂を突き立てろ！飢えた街の凍り付くようなレ●プゲーム。 ジョギングを趣味にしている佐川哲夫と、原宿で遊び回っている森千加が初めて会ったのは、哲夫が働いているガソリンスタンドだった。アメラグの試合帰りの大学生とガス補給のため立ち寄った際、灰皿を千加の胸に過って落としノーブラの胸に触ってしまったのだ。 哲夫は、夜は「パラダイス」という暴力バーでアルバイトをしてはいるが、割りと真面目な生活をしている。千加は学生だったが、原宿辺りにたむろする、いわゆるクリスタル族と言われる女の子だ。 そんな二人が数日後偶然出会ったのは、千加がフェアレディZで新宿を走っている時、哲夫のジョギング姿を見掛けてドライブに誘った時だった。千加のドレッシーな姿に哲夫は、千加を思わず押し倒して犯してしまった…。※ 配信方法によって収録内容が異なる場合があります。 特集 にっかつロマンポルノ 100周年記念特集

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発売日	2006-03-01 10:00:07
収録時間	84
シリーズ	—
ジャンル	女子大生、成人映画、ハイビジョン
女優	梓ようこ、小畠絹子、永島暎子、蜷川有紀
レーベル	—
品番	141nkt328
価格	550~

レビュー

良い作品を見たい思いから日活ロマンポルノをいろいろと開いています。これだけのインパクトを感じさせる映画もなかなかないでしょう。　今とはもちろん時代背景は違いますが、しらけ・狂気・驕りなどなど、人間の持つなまなましさに貫かれた作品でした。このような優れた映画をアダルトカテゴリーでしか扱えないのはおかしいのでは？　一般作品でもただえげつない性描写に明け暮れているものも多いのに・・・。　

昔、地上波で既に観ていた作品でした。あの時はこれが放映できたんですね。 改めて観て、他の方も仰っていますが、ＳＥＸシーン、暴力シーンもありますが、一般作品と言っても良い作品だと思います。 当時に生きる若者の無軌道ぶり、性、空虚感を鋭く【鋭く○○ってセリフが時代を感じさせますｗ】描いている作品です。 観た後に重い感情が残りますが、最後は因果応報的でいい落とし方だと思いました。 蜷川さんの小悪魔ぶり、永島さんの可愛らしさが良かったです。

主題歌「狂った果実」でアリスが「幸せに暮らすには時代は冷たすぎた。中途半端でなければ生きられないそれが今」と歌っていた通り、田舎から出て来て昼はガソリンスタンド、夜は暴力バーに勤める哲夫は、ふとしたきっかけで知り合った令嬢千加に徹底的にからかわれて悲劇的な人生の結末を迎える。 今の日本社会にも現存するスクールカーストを壮絶な暴力で描いた巨匠・根岸吉太郎監督の傑作ロマンポルノ。 日活ロマンポルノは、10分に1回の性描写が要求されたが、さすが巨匠・根岸監督は85分の上映時間で濡れ場は4回くらいしかなく、千加役の蜷川有紀の少ない濡れ場も暗い照明で乳首もはっきり観られなかった。 蜷川より、バカな昭和臭漂う女を演じた永島暎子の華奢な身体を投げ打った絡みのほうが刺激的だった。 でも暴力バーの店長が一流企業のサラリーマンからはボッタクれても、令嬢千加に従う上級国民の子息たちにはコテンパンにのされてしまうなど現在でも垣間見られる階級格差を冷酷に描いていて秀逸。